こんにちは!碧です。
今回は、イギリスでモーニングアフターピル(緊急避妊薬)をもらう方法についてお話しします。
日本では徐々に知られるようになってきたモーニングアフターピル。性交した後に使うことができる上に避妊の成功確率も高いので、もしものときのために海外にいるときも入手方法や値段を知っておくと安心ですよね!
今回は実際に私がイギリスでモーニングアフターピルを処方してもらった経験をもとに、その入手方法について紹介します。
イギリスは留学生や外国人労働者も含め全ての人がNHSという国の保険制度に加入することになっています。
NHSは女性向けのあらゆる避妊手段を無料で提供していて、低容量ピルはもちろん避妊コイルや緊急避妊薬も無料でもらうことができるのです。
私はモーニングアフターピルの他にも、イギリスでミレーナ(避妊コイル、別名IUC)や低容量ピルを処方してもらった経験があります。
ミレーナや低容量ピルのもらい方や注意点はまた別の記事にまとめていますので、気になる人はぜひそちらもチェックしてみてくださいね!
目次
- モーニングアフターピルとは?ざっくり解説!
- モーニングアフターピルのもらう方法
それでは行ってみましょう!

1.モーニングアフターピルとは?ざっくり解説!
モーニングアフターピル(別名:緊急避妊薬)は、その名の通り緊急時の避妊手段として服用するお薬です。
具体的に緊急時とは、妊娠は希望していないのに避妊に失敗した場合、または避妊なしで性行為をしてしまった/されてしまった場合のことです。
イギリスで手にはいるモーニングアフターピルは現在2つの種類があり、1つは性交後72時間以内に服用するもの、もう1つは120時間以内に服用するものです。どちらも早く服用すればするほど効果が高くなるので、出来るだけ早く処方してしてもらうと安心です。
どちらもホルモンに影響を与え排卵のタイミングをずらすことで妊娠を防ぎます。その副作用として、頭痛や吐き気などを感じる場合があります。
イギリスの緊急避妊の方法はモーニングアフターピル以外にも、避妊コイル(別名:IUD)といった膣内に装着する方法があります。こちらは避妊成功確率がピルよりも高いそうですが、手術が必要なため大半はピルを勧められることが多いと思います。
最初にも書いたように、イギリスでこれらの薬やコイルを処方・装着するのはカウンセリングや診察も含めて全て無料です。
では、実際にモーニングアフターピルが必要なときはどうすればいいのでしょうか?

2.モーニングアフターピルのもらう方法
イギリスでは、モーニングアフターピルの処方が無料な代わりに簡単なカウンセリングと服用方法の説明を受ける必要があります。
ドラッグストアで頭痛薬などと同じようにカウンターで買うこともできますが、一錠で£14ほどかかるので特にそうするメリットはないかなという気がします。
カウンセリングと説明込みで無料でもらう順序はこんな感じです↓。
- Boots(ドラッグストア)かNHS Walk In Centerに行く。
- カウンターでモーニングアフターピル(英語だとemergency contraceptive pill(エマージェンシー・コントラセプティブ・ピル))が欲しいと伝える。
- カウンセリングと薬についての説明を受ける。
- カウンターで呼ばれたら、名前と住所を伝えて薬を受け取る。
処方してもらう場所は、BootsやWalk In Centerでなくても医療機関なら基本的にOKです。ただイギリスの医療機関は混んでいて診てもらうのに時間がかかることが多いので、待ち時間が少ないこの2つがおすすめです。
カウンセリングは、小さな個室に呼ばれて以下のことを聞かれます。
- 薬が欲しい理由
- 誰用の薬か
- 今他に服用している薬がないか
- 過去にモーニングアフターピルを使ったことがあるか
- アレルギーの有無
薬が欲しい理由を聞かれるのは、性犯罪に巻き込まれた可能性がないかを確認するためです。避妊に失敗したことを言っても責められたり呆れられたりは絶対にしないので正直に伝えましょう。
過去にモーニングアフターピルを使ったことがある場合、その服用時期によってはホルモンの関係で薬を使用しない方がいいこともあるようです。多くの場合問題ないと判断されるようですが、念のためしっかりと答えるようにしましょう。
カウンセリングと説明を受け終わったら、カウンターで呼ばれるまで待つように言われます。
呼ばれたらNHSの登録情報を確認するため、名前や住所、郵便番号を聞かれます。すぐに思い出せなくても焦ることはありませんが、間違ったりどもったりしていると「この人大丈夫かしら」って目で見られるので心配な人はメモしておくことをおすすめします笑。
後は薬を受け取ってできるだけ早めに飲めばOK!簡単ですね!
まとめ
今回は、イギリスでモーニングアフターピルをもらう方法についてお話ししました。
ドラッグストアやWalk In Centerでサクッと受け取れるイギリスのモーニングアフターピル、もしものときはとっても助かるシステムになっています。
イギリスの避妊事情は女性にとても優しくできていて、カウンセリングの徹底やピルの無料化などが進んでいます。
モーニングアフターピルも例外ではなく、しっかりとしたケアを受けて金銭負担ゼロで手に入れられるのはとっても助かりますよね!
避妊の失敗は誰にでも起こりうることなので、ぜひ恥ずかしがったり怖がったりせずにできるだけ早くもらいにいきましょう!
それでは今日はこの辺で!