イギリスレールカードの種類

こんにちは、碧です!


今回は、イギリスのレールカードの種類を紹介します。レールカードとは、イギリスの鉄道を利用する時に、チケット料金を割引き価格で使うために必要なカードのことです。イギリスでのお得な鉄道旅行の方法についてはこちらの記事でまとめているので、ぜひこちらを参考にしてみてください。

またレールカードの買い方と使い方については、また別の記事でまとめます。

このレールカードは長距離の電車だけでなく、ロンドンの地下鉄やバスの利用にも割引きが適応されます。その際にはイギリス版Suicaのオイスターカードと併用する必要があります。レールカードとオイスターカードの併用方法も、ほかの機会にご紹介します。

ちなみに、参考にしたレールカードの公式サイトはこちら↓です。
https://www.railcard.co.uk/

レールカードの種類

16〜25歳対象のカード(16-25Rail Card)

  • 16歳から25歳までの人が対象
  • 26歳以上でもフルタイムの学生も対象内
  • 鉄道チケットの値段が1/3オフ
  • 値段は1年間有効のカードが£303年間有効のカードが£70
  • 他にもカードの提示で割引きしてくれるレストランやホテルあり

このカードはオンラインでも駅のチケットオフィスでも買えます。専用アプリに電子カードをダウンロードすることも可能です。旅行者でも3回以上鉄道を利用する場合は元が取れるのでオススメです。

26〜30歳対象のカード(26-30Rail Card)

  • 26歳から30歳の人が対象
  • 鉄道チケットの値段が1/3オフ
  • 値段は1年間有効のカードで£30

このカードは、2020年4月現在電子版のみ購入可能です。公式サイトから購入手続きを行い、そこで発行されたコードをRailcardという専門のアプリに入力することで発行完了です。カード本体は発行されないので、鉄道利用の際には常にそのアプリが入った端末を携帯している必要があります。上の16−25カードと同様に旅行者でも3回以上の鉄道利用で元が取れるのでとてもオススメです。

60歳以上が対象のシニアカード(Senior Railcard)

  • 60歳以上の人が対象
  • 鉄道チケットの値段が1/3オフ
  • 値段は1年間有効のカードが£303年間有効のカードが£70

このカードは、上の16−25カードと26−30カードの特徴を掛け合わせたようなカードですね。こちらも、オンラインでも駅のチケットオフィスでも買えます。また、専用アプリに電子カードをダウンロードすることも可能です。旅行者でも3回以上鉄道を利用する場合は元が取れるのでオススメです。

家族&友達カード(Family & Friends Railcard)

  • 最大で大人4名子供(5〜15歳)4名で一緒に鉄道利用する場合に対象
  • チケット料金が大人は1/3オフ子供は子供料金からさらに60%オフ
  • 値段は1年間有効のカードが£303年間有効のカードが£70
  • 他にもカードの提示で割引きしてくれるレストランやホテルあり

このカードはオンラインでも駅のチケットオフィスでも買えます。専用アプリに電子カードをダウンロードすることも可能です。このカードの注意点は、最低でも大人1名子供1名が一緒に鉄道を利用する場合にのみ、割引きが適用されるという点です。なので、今日は子供はお留守番、という場合は使用できないので注意しましょう。旅行者でも家族みんなで3回以上鉄道を利用する場合は元が取れるのでオススメです。

二人一緒カード(Two Together Railcard)

  • 16歳以上の人が2人で鉄道を利用する場合に対象
  • 鉄道チケットの値段が1人につき1/3オフ
  • 値段は1年間有効のカードで£30(2人分で£30)
  • 朝のピークタイム(通勤ラッシュ時刻)以外は基本的に使用可能

このカードはオンラインでも駅のチケットオフィスでも買えます。専用アプリに電子カードをダウンロードすることも可能です。このカードの注意点は、カードに記載されている氏名の2人が一緒に鉄道を利用する場合にのみ、割引きが適用されるという点です。なので、今日は1人で電車に乗る、という場合は使用できないので注意しましょう。旅行者でも2人でずっと一緒に移動するという予定で3回以上鉄道を利用する場合は元が取れるのでオススメです。

ネットワークカード(Network Railcard)

  • 16歳以上の人が対象
  • 鉄道チケットの値段が1/3オフ
  • このカード所有者1人につき、一緒に鉄道を利用する他の大人最大3名にも1/3オフの割引き適用される
  • ロンドンとその近郊の指定エリア内でのみ利用可能

このカードはオンラインでも駅のチケットオフィスでも買えます。専用アプリに電子カードをダウンロードすることも可能です。このカードの注意点は、特定エリアでの鉄道利用の場合にのみ、割引きが適用されるという点です。ロンドンから東の海岸沿いは全て適用範囲内で、ポーツマスなどの有名都市も含まれます。詳しくは下に貼った地図をチェックしてください。旅行者でもこのエリア内で3回以上鉄道を利用する場合は元が取れるのでかなりお得なカードです。

ディスエイブルドカード(Disabled Persons Railcard)

  • 障害を持つ人とその補助人が対象
  • 値段は1年間有効のカードが£203年間有効のカードが£54
  • 鉄道チケットの値段が1/3オフ
  • 購入には視覚・聴覚ほか、何かしらの障害があることの証明、またはDLA(イギリス版障害者手帳)やPIP(個人自立支援金)の証明の提示が必要(内どれか1つでOK)

このカードはオンラインでも駅のチケットオフィスでも買えます。専用アプリに電子カードをダウンロードすることも可能です。このカードの注意点は、カードの申請から発行までに最大で5営業日かかる可能性があるという点です。また申し込み用の書類は英語でなければならない可能性が高いので、日本で発行された障害者手帳などは恐らく英訳が必要となります。なので、このカードを利用したい場合は余裕を持って自申し込みをすることをお勧めします。旅行者でも3回以上鉄道を利用する場合は元が取れるのでオススメです。

16−17節約カード(16-17 Saver Railcard)

  • 16歳、17歳の人が対象
  • 値段は1年間有効のカードで£30
  • 鉄道チケットの料金が半額

このカードはオンラインでも駅のチケットオフィスでも買えます。専用アプリに電子カードをダウンロードすることも可能です。旅行者でも3回以上鉄道を利用する場合は元が取れるのでオススメです。1番最初に紹介した16−25歳用のカードよりも割引き率が大きいので、16歳か17歳の方はこちらのカードを購入した方がお得ですね。

まとめ

今回は、レールカードの種類をそれぞれ紹介しました。現2020年4月時点て8種類のカードが発行されています。

年齢や利用する地域など、カードごとに決められている制約が1つ1つ違うので、購入前にしっかりと利用条件を確認するようにしてください。どのカードも、一度発行されてしまうと取り消しはできません。また、カードの利用条件や割引き率は将来変わることもあるので、実際に購入する前にもう一度、しっかり確認することが大切です。

便利なレールカードを上手に活用して、イギリスをお得に満喫してくださいね!

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