こんにちは、碧です!
今回は、オープンリレーションシップについてお話しします。
私は以前パートナー紹介の記事でも書きましたが、現在のパートナーとは『オープンリレーションシップ』という関係です。「なんじゃそりゃ??」という方もいますよね。
そこで今日はその説明とメリット・デメリットを、実際に4年半の間オープンリレーションシップで付き合い続けている私個人の観点からお話しします。ちなみにその間お付き合いしているパートナーのについてはこちらの記事で紹介しています。
目次
- オープンリレーションシップとは?
- オープンリレーションシップのメリット・デメリット
- オープンリレーションシップはこんな人に向いてるor向いてない
- 実践して4年半経った感想
それでは行ってみましょう!

1.オープンリレーションシップとは?
オープン・リレーションシップ(英語: open relationship)は、結婚に準じるような人間関係において、一緒に生活することを求めながら、一夫一婦制(モノガミー)の形態をとらないノン・モノガミー (non-monogamy) の関係をとることに合意している状態[1]。日本語では「開かれた関係」などと訳されることもある。このような関係において、当事者は互いに、相手が他の人物と恋愛関係なり親密な(性的)関係をもつことを受け入れ、容認、許容することがあらかじめ合意されている。
オープン・リレーションシップ−Wikipedia
簡潔に言うと、『1人の決まったパートナーがいつつ、他の人ともデートしたりセックスしたりすることをお互いが認めている関係』のことです。ここで大事なのが、『お互いが認めている』というところ。
オープンリレーションシップの定義はカップルごとに若干違っていたりしますが、基本的に自分も自分のパートナーも他人と関係をもつことを承認しているのが必須条件です。パートナーに隠れて他人とよろしくやっていた場合は、ただの浮気や不倫ですのでそこ注意。
多くの場合、オープンリレーションシップのカップルは2人の間で決まりを作っていることが多いと聞きます。例えば私とパートナーの場合は以下の通り↓。
- 他の人とのデートはOK
- 他の人とのセックスは、相手が性病持ちでない+避妊を徹底するならOK
- 他の人とデートやセックスをしたら、そのことをお互いに話す
- 他の人とのことで片方に質問されたことは、正直に全部話す
- 同居中は、他の人との2泊以上の外泊はダメ、必ず1回帰ってくること
あまり他のオープンリレーションシップ中の人に詳しく聞いたことはありませんが、皆さん大体同じ感じなんじゃないかなと想像しています。
また、良く聞かれるのがセフレとの違いです。セフレは私のイメージではセックスをする友達のような関係ですが、オープンリレーションシップはあくまで1人の決まった相手と真剣なお付き合いをしていることが前提です。単に『セックスができる友達』ではなく、同棲をしたり将来を共にすることを視野に入れて関係を構築するのがオープンリレーションシップです。その点では、オープンリレーションシップではないカップル同様、2人の間で性行為は必ずしも重要ではありません。

2.オープンリレーションシップのメリット・デメリット
メリット
- パートナが、自分に内緒で他の人と関係を持っているのではという不安がない
- どこからが浮気?みたいなモヤモヤがない
- 浮気のラインについて、2人の考えの違いから生じるすれ違いが起こらない
- 他の人と過ごした時間のことを、パートナーに快く話せる
- パートナーが赤裸々に話してくれるので、安心感がある
- パートナーが自分以外の人とどんな付き合いをしているのか、知ることができる
- 遠距離恋愛中でも性的に欲求不満にならない
- 色んな人とカジュアな恋愛が楽しめる
デメリット
- お互いの誠意を絶対的に信頼していないと続かない
- お互いが自分に対する相手の愛情を信頼できていないと続かない
- 性的欲求と恋愛感情を完全に切り離せないと辛い
- 決まりについて明確に話し合う必要がある
- 自分の性生活やデートについて正直に話せるメンタルの強さが必要
- 「話すのがめんどくさいから言わない」という妥協は一発で関係を破綻させる
- 友達や家族からの理解は得られにくい
- 特に女性の場合、『都合の良い女にされている』という見方をされやすい
どうでしょうか?私が思いつくのはこれくらいですが、人によってはもっと他にあるかもしれません。
個人的に、メリットは何と言ってもパートナーとの信頼関係が強くなることです。お互いの自由を最大限に守りつつお互いに誠意と愛情を尽くすこの関係は、上手くいけばとても強い絆が生まれます。
性的欲求が強い遠距離恋愛のカップルにとっては、実践できればお互いの不安やストレスを最低限にできる良い関係の形なのではないかと思います。
一方デメリットは、一方が相手を信じれなくなったり嘘を付いたりした場合、一瞬で信頼が崩れ去るという関係の危うさです。
パートナーの性的欲求と自分への愛情とは全く別物と考えられなければ、パートナーが他人と関係を持つたびに、他人に心移りされるのではと心配になってしまいます。また、パートナーに心配をかけないように常に正直で些細なことでも共有する心がけも必要不可欠です。

3.オープンリレーションシップはこんな人に向いてるor向いてない
では、実際にこの関係に向いている人と向いていない人はどんな人でしょう?上で紹介したメリットとデメリットをもとに、具体的な例をまとめてみました。
向いている人
- カジュアルなデートに抵抗がない
- カジュアルな性行為に抵抗がない(ワンナイトラブなど)
- 相手に特別な感情がなくても、その気になればデートや性行為ができる
- デートや性行為をすることと、恋愛感情があることとは切り離して考えられる
- あまり嫉妬しない
- 性生活や他人とのデートを正直にパートナーに話せる
- パートナーにしっかりと愛を伝えられる自信がある
- 愛する相手が幸せでいることが1番大事だと思える
- パートナーの幸せな思い出話なら、たとえそれが自分以外の人との思い出でも聞いていて幸せ
- デートや性行為をした相手に、情が湧かない自信がある
- 約束を守れる自身がある
- パートナーと下世話な話で盛り上がれる
向いていない人
- デートや性行為は特別な行為で、特定の人としかするべきじゃないと思う
- パートナーに逐一報告したり話し合うのはめんどくさい
- パートナーに自分の性生活やデートの話をするのは恥ずかしい
- 体の関係を持った相手に、情が湧いてしまう
- パートナーが他人と楽しい時間を過ごしていると知ると、嫉妬したり寂しくなってしまう
- パートナーの欲求は全部自分が叶えられる自信がある
- 浮気や不倫のスリルが好き
- 心配性
- 他人の目をとても気にする
詳しく具体的に書くとこんな感じです。
もちろんこれは正解ではありませんし、人付き合いの形は千差万別。でも、私個人的には上のリストの『向いてない人』の特徴に1つでも当てはまる人には、オープンリレーションシップはオススメしません。
この関係のデメリットでもお話ししたように、オープンリレーションシップは少しでも相手との間に疑いや不安が芽生えると破綻してしまう危うい関係です。絶対とは言い切れませんが、そういった可能性が少しでもある人はできればこの関係になるのは避けたほうが良いと思います。

4.実践して4年半経った感想
付き合い始めた当初からオープンリレーションシップだったパートナーと私は、この4年半特に問題なく仲良く過ごしてきました。
元々かなり性や男女の関係にオープンだった2人なので、遠距離恋愛中に他の人とデートやセックスしたことも気軽に話します。パートナーは最近まで出会い系アプリのTinderを使っていましたし、私は私で定期的に連絡を取り合って映画やご飯に行く異性の友達も何人かいます。
パートナーが他の人と楽しい時間を過ごした話を聞くと「元気そうでなにより、楽しそうでなにより!」と親心のような安心感を感じます。恐らくパートナーも同様です。そしてこれは、お互いにとって自分が1番だという安心感があるからです。
たまにこの話をすると「なぜ他の人に心移りされない自信があるの?」と聞かれますが、それはパートナーの人柄と自分の微々たる魅力(?)を信じているからだと思います。これはあまり上手に言語化できないので、実際に聞かれたときは「心が通じ合ってるからね!」とか適当に答えちゃいますが。
ただ1つ、この関係になって苦痛に感じたことは他人からの評価です。世間には、オープンリレーションシップをいわゆる『都合の良い関係』と捉える人もいます。特に女性に関しては、彼氏が他の女性と寝ても許して待っている『都合の良い女』とみなす人が多いようです。
私は実際に、信頼していた友人にそのように言われて結構ショックでした。冷静に考えれば男女ともに他人と寝ながらパートナーとの関係を維持できる『都合の良さ』に変わりはないので、『都合の良い女』は完全に女性蔑視です。
また、他の人との関係をお互いに犠牲にするからこそ2人の信頼関係が成り立つと考えている人や、その犠牲をお互いへの責任と捉えている人からすると、責任を避けて良いとこ取りをしようとする『都合の良い関係』に見えるようです。
私はこういった考え方をする人には、自分の考えとパートナーと話し合ったことを伝えて、それでもネガティブなことを言ってくる人とは距離を置くことにしています。考え方は人それぞれですし、私とパートナーの幸せにその人の意見は全く関係ありません。
これからオープンリレーションシップを始めようという方は、このようなマイナスの見方があることも心に留めておいたほうが良いと思います。恋愛や性に対してかなり多様性が認められ始めた今でも、やはり「伝統的な価値観を重じて誰もがそれに従うべき」と考える人は少なからずいます。でもやっぱり私個人としては、そんなこととは関係なく、ご自身とパートナーにとって最善のスタイルを貫いて幸せになって欲しいと思います!
まとめ
今回は、オープンリレーションシップについてお話ししました。私が現在進行形で実践している立場から、そのメリット・デメリットや向き不向きの特徴などを紹介してみました。
共感した人、安心した人、無理って思った人、わけわからんと思った人など様々だと思いますが、1つの関係のあり方として知っていただけたら嬉しいです。
2 comments on “オープンリレションシップとは?当事者が感じるメリット・デメリット”