イギリスワーホリ2019年後期ピンチです。

こんにちは、碧です!

今回は、イギリスの2019年後期に当選したワーキングホリデービザについてです。

実は今私はスロバキアの首都ブラチスラバに閉じ込められています。そのためワーホリビザの入国期間内にイギリスに入国できなくでピンチな状況なので、その経緯や今の状況について詳しくお話しします。

目次

  1. イギリスワーキングホリデービザの入国規定
  2. 私の現在の状況:なぜ今スロバキアにいるのか
  3. これからどうなるのか

それでは行ってみましょう!

1.イギリスワーキングホリデービザの入国規定

イギリスのビザは、ビザの発行が認められた時点で基本的にほとんどの場合入国期間が規定されています。その期間は1ヶ月。その1ヶ月の間にイギリスの国境にある入国管理局の審査(いわゆる入国審査)を経て入国し、審査を受けた証拠にパスポートにハンコを押して貰わなければいけません。

この期間内に入国した後は、10日以内にビザ発行時に指定された場所に書類やパスポートを持っていってカード状のビザカードを受け取ります。これはBRPと呼ばれるもので、ビザの種類や期限、規定された労働時間などが記載されています。このカードが正式に移民としてイギリス滞在を許可されているという証であり、イギリス内での身分証代わりとしても使えます。

逆にいうと、入国審査でパスポートにハンコをもらわなければ正式に規定のビザで入国したとはみなされません。また入国後にBRPを受け取り損ねても、ビザの規定違反として新たに手続きが必要になります。また、そもそも規定期間以内にイギリスに入国しなければ、ビザを放棄したことになるので母国にで再発行の手続きをしなくてはいけません。

2.私の現在の状況:なぜ今スロバキア閉じ込められているのか

私はなぜ今日本でもイギリスでもなくスロバキアに閉じ込められているのか。それは、ざっくり言うとWHOが3月12日に発令したパンデミック宣言のせいです。

元々2月の末に中国からロンドンに飛ぶ予定だった私とパートナーは、中国での新型コロナの流行を受けてプラン変更をしました。予定通りであれば、私たちは2月にロンドンに入国して、私のビザの入国期間が始まる3月28日前にヨーロッパのどこかに一度出国し、28日から1ヶ月の間にまたイギリスに入国してビザ用のスタンプをもらう予定だったのです。

中国から飛ぶ変わりにマレーシアのクアラルンプールからギリシャのアテネに飛んだ私とパートナーは、入国期間開始の28日まで中央ヨーロッパに滞在する計画を立てていました。フライトの値段と各主要都市への行きたい度を元に、決めた行き先はハンガリーのブダペスト。

ブダペストは隣国のスロバキア、その周りのオーストリアやチェコ、ポーランド、ウクライナなどへのアクセスがよく、私たち2人が大好きな温泉やワインやたくさんの農産物があるお気に入りの都市です。ブダペスト入りした私たちは、そこで1週間ほど過ごした後にスロバキアのブラチスラバを経由してウクライナのキエフに行き、そこからイギリスに飛ぶことにしました。そこでブラチスラバ発キエフ行きの3月13日の飛行機を予約したのです。

しかし、3月の2週目からヨーロッパでの新型コロナの流行が一気に加速します。WHOは3月12日の朝ついにパンデミックを宣言しました。それを受けて、同じ日の午後にスロバキアを含めた中央ヨーロッパの数カ国が、急遽国境閉鎖を決めたのです。

翌日13日朝のキエフ行きのフライとに備えて準備していた私は、空港閉鎖によりフライトがキャンセルされたという空港会社からのメールに気がつきませんでした。13日当日の朝早く、中心街からのバスで空港に着いた私たちが見たのは、すっからかんのブラチスラバ空港とCANCELの表示が並ぶフライト情報用の電光掲示板。

呆気とられメールを確認する私たちの元に、清掃員らしき男性がやってきて前の晩から無期限の空港閉鎖が始まったこと、フライトだけでなく、バスや電車も国境を越える公共交通機関はすべてストップしたことを教えてくれました。

とにかく今夜泊まる場所を確保しなければと、その日まで宿泊していた民泊のオーナーに連絡して事情を話し、とりあえず政府が国境閉鎖の目安としている2週間はその民泊に留まれることに。そんなオーナーとのやりとりの途中に空港で地元テレビの取材を受けて人生初スロバキアのテレビに出演を決めた後、私たち2人はバスで空港を後にしました。

それから約1ヶ月と10日間、私とパートナーは今も国境が開かないスロバキアに閉じ込められ、民泊での引きこもり生活をしているのです。

3.これからどうなるのか

これからどうなるのかは、実際に全く予想がつきません。スロバキアは依然として他国への全ての公共交通機関をストップさせていて、ブラチスラバはもちろんお隣のブダペストやプラハからイギリスに飛ぶこともできません。

私のワーホリビザの入国期間は4月28日までなのですが、4月中のスロバキアからのフライトは全てキャンセルされています。入国期間の延長手続きをしようにも、イギリスのビザセンターが閉まっているのでそれも不可能です。

4月に入ってから毎週イギリス移民局の新型コロナヘルプセンターにメールを送っていますが、一向に返信はありません。最近解説された電話での問い合わせも、今朝まで回線が混み合っていて通じませんでした。今日やっと通じた電話で状況を説明すると、その場では返答できないので2日以内にメールで回答すると言われました。

以前送ったメールは、移民局の公式HPに5営業日で返信すると書いてあるにも関わらず20日経った今でも返ってきていません。なので、電話先で言われた2日も全く信用していません。

このままでは確実に、ビザの入国期間内にイギリスに入国することはできません。でも日本に帰れるわけでもないし、ビザをキャンセルしたらもう二度と再申し込みはできないのでキャンセルもしません。というわけで、今は移民局からの連絡を待ってスロバキアの国境が開いたらイギリスに飛び、事情を説明してなんとかBRPを再発行してもらう交渉をするしかないと考えています。

最悪日本に戻ってビザの再申請を要求されるかもしれませんが、それにはできる限り抗議する予定です。移民局側がHPで公表していた方法に則りアドバイスを求めたものの適切な期間内に返答をもらえなかったのは事実なので、恐らく例外的に柔軟な措置が取られると願っています。

まとめ

今回は、イギリスの2019年後期に当選したワーキングホリデービザと私の現在の状況についてお話しました。

かなりカオスな状況で行き先は不透明ですが、今自分にできることは全部やったのでもう静かに引きこもり生活をしつつ、くれぐれも病院にお世話になることがないように自分とパートナーの健康を守ることに集中することにしました。

恐らくイギリスのワーホリ2019後期に渡航予定だった方は、私と同じようにとても困惑した状況にあるかと思います。私の現状はとても特殊例であまり役には立たないかも知れませんが、一応私が連絡した移民局HPの連絡先を載せておきます。

移民局は今とても混乱していて迅速な対応や明確な返答はあまり期待できませんが、問題解決のためにやれることは全てやったという証拠は後々きっと交渉や手続きのやくに立ちます。不安が多くモヤモヤの多い状況ですが、1日でも早くこの病気が収束に向かってまた世界中を行き来できる日が来ることを願って、辛抱強く待ちましょう!

それでは今日はこのへんで!

イギリス移民局HP−新型コロナかんれんページ:https://www.gov.uk/guidance/coronavirus-covid-19-advice-for-uk-visa-applicants-and-temporary-uk-residents

移民局新型コロナヘルプセンター連絡先

メールアドレス:mailto:CIH@homeoffice.gov.uk

電話番号:+44800 678 1767 (イギリス時間の月曜から金曜9時〜17時に対応)

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