卵で手作り化粧水

こんにちは、碧です!

今回は、お家で作れる自家製化粧水のお話しです。今日紹介するのは、卵を使った化粧水

私はもともと肌が強いせいか、海外に暮らし始めた時も特に肌のトラブルに合うことはなかったのですが、そこでふと思ったのです。

「なんで海外の化粧水はこんなに質が低いのに良いお値段するんだ…。」

実際に海外ドラッグストアの独自ブランドの化粧水などは、本当にシンプルな処方になっています。1番安いラインの化粧水は大体「水、ハーブウォーター、アルコール、グリセリン、防腐剤、香料」でできています。これを見て私は、「自分でも作れるよなぁ」と思ってしまったわけです。

そこで日英色々なサイトを参考に様々な化粧水を手作りし、個人的に1番良かったのがこの卵化粧水。この化粧水、原価数百円で作れるのに、効果も使用感も抜群でした。

ということで今回は、その効果作り方、そして使用感を紹介します。

1.卵化粧水の効果

卵化粧水は、厳密には卵の薄皮から成分を抽出した成分をアルコールに溶かして作ります。卵の薄皮には、肌に良い成分が多く含まれているそうです。具体的には以下の通り。

  • シスチン:メラニンの発生を抑えて肌のターンオーバーを促進するアミノ酸 ←←美白効果・アンチエイジング効果
  • MMP2:ターンオーバーを促進し、細胞のダメージを修復する酵素 ←←美白・アンチエイジング効果
  • プロテオグリカン:細胞の再生やコラーゲンの生成を促進するタンパク質。ヒアルロン酸と同じ保水機能があるため、肌の弾力を保つ効果も。 ←←アンチエイジング効果

もともと卵には、雛が成長できるように多くの栄養素が含まれています。もちろんそれらの栄養素全てを、これから紹介する方法で抽出できるかは定かではありません。しかし、これだけ多くの美白効果アンチエイジング効果のある成分が含まれていると考えると、たった数百円で作れる化粧水なら、試してみてもいいのかなと個人的には思います。

2.卵化粧水の作り方

材料は4つ。

  • 卵10個くらい(の殻)
  • 度数35%以上のアルコール 50ml
  • グリセリン 10ml
  • 精製水 40ml

道具はザル、保存用の煮沸消毒した容器、フィルター用の茶こしが必要です。

作り方は簡単。

  1. 卵の殻をきれに洗い、1日冷水に浸す。
  2. 殻の水をきり、卵の薄皮(殻の内側の半透明な皮)を外殻(硬い殻)から剥がす。
  3. 逆さまにしたザル(ドーム型になったはず)の上に薄皮を並べ、1日置いて乾燥させる。
  4. 白く硬くなった薄皮を、アルコールに浸して冷蔵庫に入れる。
  5. 10日間放置。
  6. 茶こしでアルコールと薄皮を分離する。
  7. アルコールにグリセリンと精製水を加えて完成!
  8. 保存は冷蔵庫で。

アルコールは、基本的にあまり香料や砂糖がたくさん入っていなければ、なんのお酒でも大丈夫かと思います。最初に卵の殻を冷水に浸す時間が短いと、薄皮が外殻から剥がれにくくなります。また、ザルに薄皮を並べる際は出来るだけ広げた方が、後々成分がアルコールに溶け出しやすいとのこと。乾燥肌の方は、少しグリセリンを多めに入れてみても良いかもしれません。

3.卵化粧水の使用感

結論かから言いますと、この卵化粧水、私にはとっても合っていたみたいです。市販の1000円くらいする化粧水より断然良かったです。

私が作った卵化粧水は、洋梨のブランデー(40%)をベースにしたので甘い香りがしました。サラサラとしたテクスチャーの割に、肌につけるとしっとり馴染みます。卵っぽい(?)臭みは全くありません。アルコールによるチクチクとした刺激も、全く感じませんでした。

朝晩の洗顔後の使用で、使い始めて3日目くらいから、肌がもっちりと柔らかくなった気がしました。ベタつかないけど乾燥しない、ちょうどいい水分量と皮脂量が保てていたからか、ニキビも全くできません。私は化粧水の後スイートアーモンドオイルで仕上げをするのですが、この化粧水を使い始めてからは肌の表面がスベスベだからか、いつもより使うオイルの量が減りました。

私の場合、上の分量でたっぷり使用して約1ヶ月もちました。自宅での手作りのため、どっちにしろ保存期間は長くても1ヶ月が限度かなと思います。アルコールの分量が多めなので、他の手作り化粧水よりは長持ちすると思いますが、肌に付けるものなので念のため。

以上は私個人の感想ですが、敏感肌や極度の乾燥肌、ニキビ肌の方は、まず皮膚科などの専門家に相談してから使用するようにしてください。1番最初にも書いた通り、私の肌は海外でも揺らがないくらい強い肌です。完璧に殺菌されて安全性が確保された市販の化粧水とは違ってリスクがありますので、そこら辺はご自分のお肌としっかり相談してみてくださいね。

卵化粧水まとめ

今日お話しした卵化粧水は、卵に含まれる美容成分をアルコールに抽出して作る手作り化粧水でした。材料はとってもシンプルで、家にある道具ですぐにでも作れるお手軽な化粧水です。使用感は、そこら辺で売っている化粧水よりも個人的には効果がありました。

肌の質感も好みも化粧水との相性も、千差万別。でももしお家に卵とアルコールが余っていてちょっとでも気になったら、次の週末に作ってみるのはいかがでしょうか?思いがけない発見があるかもしれませんよ!

それではまた今度!

参考ウェブサイト:

https://ghr.nlm.nih.gov/gene/MMP2

https://www.ichimaru.co.jp/products/proteoglycan/feature.html

https://www.mamatenna.jp/article/b/200337/

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