イギリスの都市〜グラスゴー〜

こんにちは!碧です。

今回は、海外生活イギリス編です。

私はイギリスに計約3年、主に3都市に滞在していました。その都市とは、

  1. グラスゴー
  2. シェフィールド
  3. リバプール
  4. おまけ: エディンバラ

このイギリスの都市編では、それぞれの都市の紹介と実際に住んで得た印象を紹介します。今回紹介するのは、スコットランド第二の都市グラスゴー。内容としては

  1. 基礎情報
  2. 特徴
  3. 実際住んでみた感想

の順で説明していきます。

ワーホリや留学でイギリスに来る方用に、日本人としてここに住んだらこんな感じ!とイメージし易くなるようまとめました。それでは行ってみましょー!

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1.基礎情報

イギリス人口の約10%が住んでいるといわれるスコットランド。

そのスコットランドで2番目に大きな都市がグラスゴーです。人口は540万人、スコットランド内でエスニックマイノリティ(非白人人口)が1番多い都市です。2014年に行われたイギリスからのスコットランド独立住民投票では独立派が多数を占めた、スコティッシュ・アイデンティティの強い都市でもあります。

中心市街地からとほ20分ほどに位置するグラスゴー大学は、その美しい建築と長い歴史で有名です。石造りの塔やメインの校舎は、ハリーポッターの作者J.K. ローリングがホグワーツ魔法学校のモデルとして参考にしたといわれており、多くの観光客が訪れます。

元々工業都市として発展したグラスゴー。溢れる自然や賑やかな中心街とはうらはらに、貧富の格差が大きくドラックやアルコールの問題を抱える都市でもあります。イギリスの中でも平均寿命が短い都市として知られており、その現象はGlasgow Effectとしてイギリス国内でも有名だったりします。

2.グラスゴーの特徴

グラスゴーは、2008年にユネスコCity of Music(音楽都市)に登録されたこともあり、ケルト音楽の中心地として毎年多くの音楽イベントが行われています。最も有名なイベントは毎年1月に行われるCeltic connections(ケルティックコネクションズ)。2週間に渡りグラスゴー各地でコンサートや一般向けの体験コースが開催されます。

週末にはバーやカフェの一角でライブ音楽やダンスが楽しめることも多々あり、中心街にはいくつか有名なライブハウスもあります。年に数回、日本からのバンドもそこでライブをするのですが、私が行った際は現地の人々にかなり人気で驚いた記憶があります。音楽に関してはケルト音楽以外にも、グラスゴーではスコットランドの伝統的な言語や詩などに触れられるイベントが頻繁に開かれます。なので、ケルト民族の文化に少しでも興味がある方にはたまらない都市だと思います。

また、音楽以外でも文化的な活動が盛んなグラスゴー。CCA(Centre of Contemporary Art )やGFT(Glasgow Film Theatre)などを中心に、ダンスや映像製作、詩、映画などのあらゆる芸術に関してのコースやイベントが一年を通して行われています。

3.住んでみた感想

そんなグラスゴー、私は個人的にイギリスでは1番住みやすいと感じた都市でした。人々はフレンドリーで人種差別も少なく、他の大都市と比べて馴染みやすい雰囲気があります。都市の規模も大きすぎず小さすぎず、また公園や川などの自然が多いので、大都市であるにも関わらず殺伐とした空気はありません。

また、街にはちょうど良い量のアジア系飲食店やスーパーもあって、日本料理が恋しくなっても大丈夫です。最近アジアからの留学生が増えてきたからか、エリアによってはタピオカ店や韓国スイーツなどアジアで流行りのものも楽しめたりします。

もちろん、環境による住みやすさの感じ方は人によって千差万別です。あくまで私個人の経験ですが、グラスゴーでは日々の生活で何か困ったときに見知らぬ人に助けてもらえたり、何気ないシーンで暖かい声をかけてもらえる機会がとても多かった記憶があります。また他の都市と比べて、あからさまな差別を受ける機会が圧倒的に少なかった都市でもあります。私はそういった小さな善意や悪意がなかなか忘れられない性格なので、その点グラスゴーは住みやすかったのかもしれません。

また、グラスゴーは他の大都市と比べ家賃が低めです。例えば私が住んでいたフラットは、中心部から徒歩10分の立地に寝室が2つのシェアフラットで、2人で住みながら家賃は1人£315/月でした。この価格は、同じくスコットランドのエディンバラではまず考えられない低価格です。このように家賃が安く抑えられたことも、住みやすさを感じたい理由です。

まとめ!

今回は、スコットランド第二の都市であり、スコティッシュ・アイデンティティの強いグラスゴーについて紹介しました。文化活動がとても盛んで人情の強いグラスゴーは、個人的に東京と大阪の良い部分を足して2で割ったちょうど良い都市というイメージです。

これからイギリスに渡航予定でどこか個性的で面白い場所に住みたい!と考えている方はぜひ、一度グラスゴーを訪れてみてください!

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