海外で日本食づくりに使える調味料4つ

こんにちは、碧です!

今回は、海外で日本の調味料の代わりに使える調味料やその作り方についてお話しします。

海外にいるとどうしても、「あの料理が作りたいのに必要な調味料が売ってない!」なんてことが起こりますよね。そんな時、海外でも手に入る調味料を上手に組み合わせてそれっぽい味にするスキルはとても役に立ちます。

これから紹介するのは以下の4つ。

  1. ウスターソース = ウォーセスタシャーソース
  2. みりん = ウィスキーまたはブランデー
  3. ポン酢 = 醤油 + レモン・ライムジュース + ダシ
  4. ゆず胡椒 = ライムの皮 + 青トウガラシ + 塩

それではさっそく行ってみましょう!

1.ウスターソースの代わり

ウスターソースはお好み焼きなどの粉物を作る時はもちろん、ハンバーグやグラタン、野菜炒めの味付けの隠し味としても重宝しますよね。しかし、海外では日本のウスターソースは本当に手に入りにくいです。大きな国の大都市なら、アジア系スーパーにかろうじて置いてあるかなレベル。そんなウスターソース、実はとても良く似た違う名前のソースが海外にもあるんです。

その名もウォーセスタシャーソース

英語で書くとWorcestershire sauce

「名前なが!っ」と思った方。そうなんです。大変発音しにくく、とてもあのお馴染みのウスターソースの代わりになるとは思えないネーミングです。早口でいうとなんとなくウスターソースに聞こえるこのソースは、玉ねぎやニンニクなどの香味野菜とスパイス、お酢を混ぜて発行させたソースです。

イギリス発祥のこのソースは、今や欧州のほとんどの国のスーパーで売られています。ただ、ほとんどの場合このソースは、日本のウスターソースより少し甘さが控えめです。なのでより本場(?)のウスターソースに近づけたい場合は、トマトケチャップかハチミツを少し混ぜて使うのがオススメです。

2.みりんの代わり

煮物や照り焼きなどの味付けに欠かせないみりん。海外では最近知名度も上がってきて、ちょっと高級なスーパーなどではMIRINという名で見かけることも増えてきました。しかし、醤油や味噌に比べてどこでも手に入るというわけではありません。

そこで代わりになるのがウィスキーブランデー

「え、貴族?」と思った方。違います。ウィスキーやブランデーは少量で効率よく酔える優れものとして、海外では広く親しまれています。このため、日本と比べてお値段お安めでそこへんのスーパーで購入できるのです。

甘みが強くアルコール度数も高いウィスキーやブランデーは、日本酒と砂糖を主成分としたみりんの代わりにぴったりです。ただ一つ注意したいのが、スモーキーだったり余計なフルーツ風味の味付けがされていないものを選ぶこと。強い香りは味付けの邪魔になりやすいので、なるべくプレーンで癖のない種類を選ぶのがオススメです。

3.ポン酢の代わり

焼き魚や蒸し鶏にあうポン酢は、毎日使うわけではないけれどあったら格段にお料理が上手くなる大切な調味料ですよね。ポン酢は残念ながら海外での知名度は低く、売っていたとしても日本からの輸入品でとてもいいお値段がすることが多いです。そんなポン酢ですが、実は家庭のキッチンですごく簡単に作れることを知っていますか?

作り方はシンプルに、醤油 + レモンライムジュース + ダシ

醤油はいまや世界的調味料。海外の僻地のスーパーでも買えるほど、世界中のキッチンに浸透しています。この醤油に、同じくどこでも売っているレモンやライムの絞り汁とダシを合わせます。厳密には柑橘系のフルーツならなんでもOK、ダシ無しで作ってもOKです。

ただこのダシなしのポン酢もどき、日本で買えるポン酢よりなんとなく風味が寂しいのが短所です。日本で売られているものの多くには、いわゆる旨味成分を多く含んだ化学調味料が含まれています。なので自分でポン酢を手作りする際は、ダシ以外でもトマトの果汁やキノコの出汁など、旨味成分を多く含む材料を少し加えるのがオススメです。

4.ゆず胡椒

少し使うだけでいつもの料理がぐんと香り深く美味しくなる、そんな上級者の調味料、ゆず胡椒。最近やっと海外でもその存在が認められ、高級スーパーの日本食セクションでも見られるようになってきました。でもやはり、日本のものと比べると割高なわりに風味が少ないことが多いです。そんなちょっと小洒落た調味料であるゆず胡椒、実は全然日本らしくない材料を組み合わせて作れるんです。

組み合わせるのは、ライムの皮絞り汁 + 青トウガラシ +

作り方はシンプルです。よく洗ったライム10個分の皮をおろし金ですりおろし、それを青トウガラシ100gと塩40g、ライムの絞り汁と一緒にフードプロセッサーで撹拌します。材料がよく刻まれ混ぜられて、ペースト状になったら完成です。ライムの皮と実の間の白い部分は苦味が強いので、出来るだけ入らないようにしましょう。

私の家にはフードプロセッサーもおろし金もないので、ライムの皮はチーズ用のおろし器を使い、フードプロセッサーは使わずにひたすら手動で材料全部を微塵切りにして作っています。とても疲れるし、作り終わるとトウガラシのせいで指がヒリヒリするので、皆さんは意地を張らずに文明の利器フードプロセッサーを使うことをオススメします。

まとめ

今回は、海外ではなかなか手に入りにくい5つの調味料の代わりになるものや、その作り方を紹介しました。

紹介したのはウスターソース、みりん、ポン酢、ゆず胡椒の5つ。どれも必要不可欠ではないけれど、あったら良いなーという調味料だと思います。なんとなく日本の味が恋しくなった時、ぜひここでお話しした方法を使ってみてくださいね!

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